
私たちmeは、「心ふるえる体験を。」奄美の子どもたちに届けるために活動している団体です。2024年度はその初めての取り組み。
「me cafe」と題して、夏休みに様々な体験活動を提供しました。
今回は、その報告を記します。
me cafeイベントへの想い
私たちは、ただの体験だけでなく「ナナメの関係の大人(センパイ)」との出会いの創出も大切にしています。ナナメの関係とは、親や教師という「タテの関係」でもなく、友達同士の「ヨコの関係」でない、世代を超えたセンパイのこと。
人格形成がなされる多感な時期に、多様な価値観の人や機会との出会い、憧れるような大人との関わりは、財産だと思っています。
私たちmeのメンバーがこれまで出会ったセンパイや経験を通し、心から感謝していることを、今度は奄美の子どもたち・子どもと関わる皆さんに少しずつ返していけたらいいなという想いで me cafe を企画しました。
この想いに賛同して、奄美市でデジタルの居場所を運営するデジタルベースMINEさんに会場や機材のご協力をいただきました。本当にありがとうございました。
イベント内容
実施日:8月19日〜8月24日(全6日間)
延べ参加子どもの数:47名
小学校1年生〜高校2年生まで、幅広い年代の子どもたち。
奄美大島だけでなく、与論島の兄弟や熊本在住の小学生も参加してくれました!
関わってくれたナナメの関係の大人の数:6名
視察に来た大人の数:8名
内訳
鹿児島在住の映像・XRディレクター
熊本在住の3Dスキャン・プリンターの活動団体
奄美市内の私立保育園園長
奄美市立金久中学校校長
奄美市職員
鹿児島県立奄美高校教員
鹿児島県立大島高校教員
登壇者の保護者
夏のイベント風景
講師紹介
me cafe の目玉であるセンパイたちを紹介します!
イベントを一部紹介!
アート鑑賞体験
一つの絵をただ見る、鑑賞する。
「自分」には見えて感じたこと「お友達」がみえたもの。ちがってよいし、そういったものなのだ、とわかることを目的としていました。
イベントを通して、同じ絵でも、見る人や角度によって見え方が違うことに気づけました。
また、普段なかなか喋らないと聞いていた子どもたちがセンパイとのゲームを通して、発言が増えていく姿が印象的でした!
デジタルのプロたちとの交流会
イラストや3Dプリンターの使い手のプロたちから、様々な技を教わり、大盛り上がり。
3Dプリンターのブースでは、普段触っている3Dプリンターの新しい使い方を知れた様子でした。
イラストのブースでは、オリジナルイラストを缶バッジにして持ち帰りました。
この日の様子は、南海日日新聞でも取り上げていただきました!
商店街でおしごと体験
「キッザニアを普段行き来している商店街でやる。」がコンセプトでした。
三洋薬局さんは、普段の職場体験より踏み込んだ体験ができるように工夫してくれました。
あまリハさんは、奄美市在住の大人をモデルさんとして呼んでいただきました。
子どもたちは緊張しながら、本当のお仕事を体験できた様子でした。
イベントを終えて
2023年の団体設立以来、単発でのワークショップの開催のみだった私たちにとって初めての試みとなるme cafe。
実施前には不安もありましたが、たくさんのセンパイたちやデジタルベースMINE様、その他meを応援してくれる皆さまのおかげで、無事に大成功で終えることができました。
また、「奄美市紡ぐきょらの郷(しま)づくり事業」と「一般財団法人 心豊かな社会をつくるための子ども教育財団」に温かいご支援をいただいたおかげで、子どもたちに無償で届けることが出来ました。
さらに、me cafeを通して繋がった大人同士が次のコラボレーションに繋がっていく場面を見られたことは、「想いの循環」を願う私たちにとって、大変喜ばしいことでした。
12月には、8月の内容をアップデートしたme cafeを実施します!
楽しみにお待ちください!
イベントの詳しい情報はこちら▶️
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